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2009-02

シンクロニシティー - 2009.02.16 Mon

いやー、ブログが書けない書けない。
あまりに書けなくて、自分でもびっくりするくらいなのである。

昨年の12月からこっち、ブログを書く筆がぴたりと止まってしまった。
日々に何らかの気づきはあるが、とくにこれまでの基本的な考え方が大きく解体されたわけでもなく、うつになっているわけでもない。
自分自身のその時その時のありように逆らわない癖がついているので、まあ焦ることはなかったが、それでもさすがに、またしても1ヶ月の更新停滞はひどいなと思う。

ともあれ今回は、以前私の身に起きた不思議な体験について書いてみたいと思う。いかがわしいと思われるのを覚悟で……
その時に得られたイメージが、ここのところ改めて妙にリアルに感じられて仕方ないからである。


もう、10年ほど前のことだったと思うが、当時まだ独り暮らしだった私は、ある休日の正午頃、その日は予定もなかったので、まだ寝床の中でぐずぐずと寝坊していた。
すでに一度目は覚めていたが、再び眠りに引き込まれそうでいて意識ははっきりしているような、半覚醒の状態を楽しんでいたのである。

そういう意識水準で、私はある2つのまったく別個のことについて、同時に考えるともなく考えていた。
1つは、「自分の感情に無自覚な母親というものは、カオス、あるいは渦のようなものだな」ということ、もう1つは、中学の頃に読んだ、筒井康孝のたった数行のSF小説のことである。
この小説のタイトルをネットで調べてみると、『到着』らしい。
要約すると、「ある日、地球がぺちゃっと音をたてて潰れた。金星も木星も月も太陽もぺちゃっと音をたてて潰れた。今まで、一団となって落ちていたのだ。」というものである。

まるで頭が左右別々になったかのように、半分ではカウンセリングで出会った多くの母親たちと自分の母親のことを思い出し、もう半分では、
「あの小説には、矛盾がないなあ。そもそも地球の公転というのは、ある意味、太陽への落下だしなあ。それに太陽系自体も、銀河系の中心の周りをグルグル回ってるんだよなあ。確かに太陽系は落下し続けてるわけだ」
ということを、ぼんやりダラダラと考えていた。

しかしこの2つの思考は、ある瞬間唐突に1つの場所に向かい、同じ答えに辿り着いた。
その答えとは、あるイメージだった。

「銀河系など渦巻き型星雲の中心には巨大なブラックホールがあり、それは超高速回転している。
星々の生成流転は、すべてそれの引力と回転エネルギーによって生じているが、一方、一定の距離を取って周回しているから、遠心力でブラックホールに飲み込まれないでいる。」

「すべての人の心理的中心には巨大な原始的母性があり、それは超高速回転している。
あらゆる人の心のあらゆるプロセスは、すべてそれの引力と回転エネルギーによって生じているが、一方、一定の距離を取って周回しているから、遠心力で原始的母性に飲み込まれないでいる。」


ここでは別々の言葉で書いたが、その時の私の頭の中では、これらの言葉はまったく同じものだったのである。
突然頭が一つになった私は、すでにはっきりと目を開き、「このイメージは覚えておかなければならない」と考えていた。

それから4日ほどたったある朝、新聞を読んでいた私の目に、思わず「えっ!!」と叫んでしまうほど驚愕するべき記事が飛び込んできた。
何座の星雲だったかは忘れたが、アメリカのどこかの天文台が、史上初めて、星雲の中心で大質量のブラックホールが回転しているのを観測したというのである。
10年たった今では、他にも多くの渦巻き型星雲の中心で、回転する大質量のブラックホールが観測され、おそらくすべての星雲の中心に、ブラックホールが存在するのではないかと言われているそうだ。

物理的大宇宙と、人という小宇宙。これらは別々のものではないことを、身をもって実感させられると同時に、「やはり、あのイメージには重大な意味がある」と確信させられた。

ブラックホールと原始的母性は、その引力によって個々を引っ張り込み、自らと融合させようとするが、同時に遠心力によって遠ざけもする。つまり、人が自立できるのもまた、つきつめれば同じ原始的母性の働きによるものなのである。
推測するに、相対性理論や量子論など高度な物理学理論においては、これら2つの側面(回転と重力)もまた、実は同じ一つの原理から生じるものなのではないかと思う。

「シンクロニシティー(共時性)」という発想を得たユングという人物は、おそらくたびたびこのような体験をしていたのだろう。




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大阪市西区にて、夫婦で幸朋カウンセリングルームを運営しております、松波幸雄と申します。

このブログでは、「うつ」と診断される方々の本質的な真っ直ぐさと、ではなぜ彼らが発症しなくてはならなかったかについて、おもに家族病理・社会病理の観点からお伝えしていきます。

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