topimage

2009-07

「用語集」のこと2 - 2009.07.07 Tue

カウンセリングルームHPの、「用語集」の内容を追加しました。
こちらにもアップしておきます。


-感情-
一般に、感情の動きは喜怒哀楽として表現される。
では、喜怒哀楽とは何か。簡単に言うと、……
・ある願い・感情がかなえられず、抑えこまざるを得ないとき、それは「哀しみ」として表れる。
・また、その抑えこもうとする状況に反発し、強く感情が突き上げてくるとき、それは「怒り」として表れる。
・そして、その感情が解放されるとき、「喜び」として表れる。
・さらに、感情が一切抑えられることなく、そのままスムーズに流れている状態が「楽しい」状態である。
……と言えるだろう。

うつが強くなると、自分でも感情の動きが感じられなくなるが、「うつ」とは、まずもって「怒れなくなること」だと言ってよい。
うつの人は、「悪い(おかしい)のは私のほうだ」と、ものごとの非を自分が引き受けてしまう傾向が強く、そのため他者が非難できなくなっている。
不当な相手に対する怒りを覚えられるようになると、それはうつ回復の兆しとみなしてよい。

ちなみに、いわゆる「キレる」という状態は、やはり「怒り」の一つの表現には違いないが、それは極度の不安や疑心暗鬼からくる一種のパニック状態、方向性を失った破壊衝動の爆発である。
学校や企業のような管理的・支配的な組織ばかりが巾をきかし、「気心知れあった同士のご近所づきあい」といった自然発生的なコミュニティが壊れた現代社会では、他人が何を考えているのかがなかなか見えない。
「キレる」人が増えているというのは、それだけ現代では他者が得体の知れない存在となり、未来も見えにくい点に、原因があるのではないかと思う。


-いじめ-
人は往々にして、地位が上位の者から強い圧迫を受け続けていると、自分よりも弱い立場の者、あるいは少数者(マイノリティ)を圧迫することで、その鬱積を晴らしたり、自尊心を取り戻そうとしたりすることがある。
それがいじめの本質であると、私は考える。
だから、他者をいじめる者は、常に自分が優位に立つ者であることを、相手に誇示しようとする。
大部分のいじめが、人数の多さを頼みにし、少数者(多くは一人)に対して行われるのはそのためである。

場を支配する人物や組織からの理不尽な押さえつけが強い集団で、いじめが起きやすいのは、そうしたためであろう。逆に言えば、いじめがしょっちゅう起きる学校や企業では、上からの理不尽が常に横行していると見るべきである。
学校での陰湿ないじめが確実に増加していることについても、教育関係者は、その原因を深く自覚せねばならない。
校則に「禁止」の文字が多く、教員が高圧的で、また生徒に劣等感を感じさせる傾向が強ければ強いほど、それぞれの学校では一見効果をもたらすように見えても、日本の学校全体でのいじめの数は増えるのだ。
少しでも生徒への圧迫を減らす発想が、教育者側からはどうしてほとんど出てこないのか、理解に苦しむ点である。



少しでも多くの方に読んでいただけたらと、ブログランキングに参加しています。
↓押していただけるとありがたいです。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ

神話の効力 - 2009.07.03 Fri

『古事記』の超訳を書きはじめた頃、「甲羅を脱がなければ背骨は通らない」という記事をはさんで書いた。
その記事で書いたとおり、臨床心理士の資格を放棄したその日から、ついつい唾をゴクリと飲んでしまうチックが出ていた。
ほぼ丸3ヶ月、「やっかいだなあ」と思いつつ、症状に付き合っていたわけである。

それが、今度は神話を書き上げたその日に、まだ100パーセントとは言えないまでも、ほぼ完全に症状が消失した。
ほんの少し予想はしていたのだが、我ながら不思議だと思う。
しばらく様子を見てみないことには安易に判断するわけにはいかないから、今日までそのことを書かなかったが、どうやら間違いないようだ。

語り継がれる物語、神話やおとぎ話の力を、身をもって体験したことになるのだろう。

ゾクリと興奮する。



少しでも多くの方に読んでいただけたらと、ブログランキングに参加しています。
↓押していただけるとありがたいです。
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

拙著

2015年2月28日発売
アマゾン限定商品

プロフィール

kohocounsel

Author:kohocounsel
大阪市西区にて、夫婦で幸朋カウンセリングルームを運営しております、松波幸雄と申します。

このブログでは、「うつ」と診断される方々の本質的な真っ直ぐさと、ではなぜ彼らが発症しなくてはならなかったかについて、おもに家族病理・社会病理の観点からお伝えしていきます。

なお、皆様のお考えにつきましては、できるだけ読者全員の方々とも分かち合いたいと思いますので、基本的に、コメントは公開設定にてよろしくお願いいたします。

ブログポリシー
当ブログの記事内容の著作権は、幸朋カウンセリングルーム代表松波にあります。
本サイトの内容を権利者に無断で複製・改変することは、固く禁止いたします。

関連ページ

最近のコメント

最近のトラックバック

最新記事

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリ

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

RSSフィード