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2011-01

出席日数 - 2011.01.26 Wed

高校や大学の不登校の人とお会いする中では、出席日数というものが、いずれかの段階で必ず問題となる。

本人がいかに復帰したくとも、定められた年間出席日数に達しない場合は、自動的に留年となってしまう。
大まかに言うと、高校の場合、たいていは全授業日数の2/3がラインとなるようだ。

だが、ごくまれに、学校でほとんど授業を受けなくとも、テストでよい成績を取れる知能の高い生徒がいる。
もちろん、こういう生徒であっても、出席日数が足りなければ留年は免れない。
こういうケースに出会うと、カウンセラーとしても本当に悔しい思いをする。

そもそもテストとは、その時点時点で必要なだけの知識や論理を、生徒が身につけているかどうかを測るためのものである。
そのテストでよい成績が取れるということは、その生徒にとって授業を受けることは、もはや何の意味も持たないのである。
本来ならば、学年を繰り上げて飛び級するべき状況だ。
しかし現状としては、その意味のないもののために、留年を強いられることになる不条理がそこにある。

「教育改革」が謳われて久しいが、実際にそれが行なわれるのは、途方もないことのように思える。
それ以前に、現場レベルでの真の「改善」というものすら、ほとんど目にしたことがない。
「校則・学則の整備」という言葉をよく耳にするが、実際に行われることの大部分は、生徒・学生を締め上げるための規則の追加作業に過ぎない。
だが、それらの目的は、本来規則の合理化にこそあるはずなのではないか。

学校本来の意味よりも「みんなと一緒であること」が優先され、優れた者まで脱落者扱いされていることからすると、やはりここでも「日本的体質」が立ちはだかっていると考えるべきだろう。
もうここまでくれば、外国資本や外国人にたくさん入ってきてもらって、文化的土壌のレベルから合理化してもらうしかないんじゃないかと、真剣に考えたりする。


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今年初めの雰囲気 - 2011.01.20 Thu

今年初めての記事更新である。
実は先日、ある記事をアップしたのだが、アップしてからあまりにどうでもいいようなことを書いてしまったように感じ、取り下げたので、それも含めると2本目ということになるのだが。

ところで、昨年12月あたりから、ここのところクライアントの方々全体に感じている雰囲気がある。

例年としては、冬の間は当然生理的な活動が低下することもあり、どちらかというと全体にうつ傾向が強くなる。
昨年などは特にその傾向が強く、クリスマスから新年にかけてなど、クライアントの方々のみならず街の雰囲気もまた、まるで戒厳令下のように静まり返った雰囲気があった。

ところが、今年の冬はちょっと、いや、かなり例年とは違っているようだ。
おおまかに言うならば、躁的に見える。
本来ならば春先に感じられるような気分の波が、クライアントの方々からも街からも、そして自分自身の内側からも、かなりはっきりと届いてくるのである。

もちろん、その現れ方はさまざまである。
ある人々はイライラと、あるいはソワソワと落ち着きのない気分になっているし、ある人々は、「うーん、どうしようかな……。ええい、やっちゃえ!」というパターンの、若干衝動的な行動が増えているし、怒りのぶつかり合いのようなトラブルもやや多い。

その反面、転職など新しい動きも、多くの人の身の上で始まっている。

確かにベーシックな気分は活発化しているようなのだが、思考などその他の部分がついて行ってないような、ちょっと不安定な感じと言えなくもない。
そういえば、景気の回復にはほど遠い状況なのに、年末年始の各デパートの売り上げは、かなり好調だったとニュースで言っていたが、それもこうした全体的な気分の反映なのかもしれない。

こうした状態では、言うまでもなく、トラブルが起こりやすいという意味で危険な要素が強いし、躁の次にはうつがやってきやすいので、いたずらにテンションが上がり過ぎないよう注意することは必要だ。
ただしかし、次代を切り開くような新しいことが始まるのも、こうした時期であることが多いようなので、注意して縮こまりなさい、とは言いたくない。
たしかに、やってみなくちゃ分からないことがあるのも事実だ。

考えてみれば、今年は飛躍のうさぎ年である。
ちょっといい予感がないでもない。


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Author:kohocounsel
大阪市西区にて、夫婦で幸朋カウンセリングルームを運営しております、松波幸雄と申します。

このブログでは、「うつ」と診断される方々の本質的な真っ直ぐさと、ではなぜ彼らが発症しなくてはならなかったかについて、おもに家族病理・社会病理の観点からお伝えしていきます。

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