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2012-09

最近の不穏な空気 - 2012.09.26 Wed

本日のツイッターより

8月から、おしなべてクライアントの方々の抑うつが強い。夏の情緒がなく、ただただ暑いばかりの夏だったことと関係があるのだろう。身体レベルで起きていることに関しては、自分のその状態を甘んじて受け入れるより他ない。

で、世の中全体でそういう抑うつ的な状態が続くと、決まって他罰的な性格の連中が抑うつ感を解消しようとして、他人に対する不当な攻撃を始める。そう思っていたところへの竹島・尖閣諸島の問題、反日の動きである。

最近では、これに関するTVニュースをほとんど見てられない。自分の怒りをもてあますからである。

9月後半になって、さらに抑うつの強くなっている方も少なからず見受けられるが、反日暴動(あんなのはデモじゃない)で深く傷ついていることが、けっこう大きな原因になっているのではないかと思う。

しかしそれは、傷つきというよりも、強い怒り・攻撃性が行き場を得られず、内向してしまっているからと捉えるべきである。

うつとは、攻撃性が内向している、つまり自分に向かってしまっているためであるという面が、非常に強い。だから、ぷんぷん怒り続けている人はうつにならない。逆に、そういう人が急に怒らなくなったら、危険なサインであるとも言える。

怒ることができるようになると、うつはかなり解消するが、必ずしも他者(自分に理不尽を押し付けた人)に対して怒りをぶつけるべきだというわけではない。

理不尽を押し付けてくるタイプの人のほとんどは、そもそもなりふり構わず弱者を攻撃できる人なので、こちらから直接怒りをぶつけると、まあたいていは逆襲を喰らい、前よりもさらに落ち込んでしまうことが多いからである。

相手にぶつけないまでも、怒りを覚えておくことが大事なことで、たとえば会社の上司が困った人である場合、同僚と酒を飲んで悪口をいうのもいい方法だ。

弱々しい対症療法ではあるが、嫌味を言われた後で、相手には聞こえない場所で必ず「チッ!」と舌打ちをするようにするだけでも、意外と効果があることもある。

うつで来談される方々は、まず最初の段階、すごく無理のある自己否定にとらわれているが、否定の剣をきっちり不当な相手に向けられるようになってくると、当然筋の通らない自己否定はなくなってくる。そして、そうなってくるとその人たちは、どことなくブラックな雰囲気をまとい始める。

うつになりやすい性格の人は、当然ながら自罰型の性格の人が多いが、実は、本質的には攻撃性の強い人が多いのである。このブラックな雰囲気をまとい始めた人を見るのは、すごく楽しい。

大切な補足をしなければならない。理不尽を押し付けてきた人に対して、決して仕返しや反論をしてはならないという意味ではない。充分に根回しして、それができる状況が作れたら、もちろんそうする選択肢もある。

で、私の場合どうしたかと言うと、勤めていた大学で考えられないほど不当な目に合わされた時、退職のこともその後のこともすべて描ききった上で、超絶猛反撃をした。

相手が大学の要職だったで、理事長まで完全に味方につけた上で、それをやったのである。

それによって立場が悪くなることは百も承知で、それでもうつになるよりはましだから、仕方なくしたことだ。

カウンセラーである私は、どうすれば自分がうつになり、どうすればならないのか、嫌になるほど知っているのである。

他人からひどい理不尽を押し付けられて、うつにならない方法は、きっちりと怒るか、自分も他の弱者をいじめるより他、方法はない。

私が弱い者いじめができる人間になった場合、私は間違いなく、隠された形でクライアントにサディズムを向けることになる。

それは言うまでもなく、カウンセラーとして致命的なことだから、だとするともう、理不尽を押し付けてきた相手にきっちりと返すより他、道はなかったのである。

まあ私の眼から見ればということだが、今の時代、人格的にまともな人は怒っているかうつになっているかのどちらかじゃないか、という気がする。


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性的欲求の2つの面 - 2012.09.26 Wed

9月19日のツイッターより

少なくとも男性の側においての話だが、どうも性的欲求の方向は2つあるようだ。ひとつは生物学的な欲求、もうひとつは生態学(社会学)的な要請である。

生物学的な欲求は、言うまでもなく生殖のための本能であり、生態学的な要請とは、征服欲というのが近い。

生物学的な欲求の方が強い場合、その情緒的な方向は「自己解放」という色合いを帯びるし、生態学的な要請の方が強い場合、「他者(女性)への抑圧」という色合いを帯びる。

夫婦間の問題でカウンセリングに訪れる女性の場合、その夫は後者の欲求をより強く持っているケースがほとんどすべてである。

その他者抑圧の欲求には、まずたいていの場合、きわめて陰湿な形でサディズムが潜んでいる。

日本人の歴史においてもっとも爆発的な人口増加がおきたのは、戦後、つまり団塊の世代においてだろうと思うが、それが敗戦の直後であるというのは意味深い。

なぜかというと、戦争における敗北と米軍による占領支配は、とくに日本人の男性性(男性としての矜持というべきか)をひどく損ねるものであり、内向した男性性は補償的に征服欲を刺激し、性欲を増長させたと考えられるからである。

団塊世代の人すべてに当てはまることではないが、日本人の歪んだ征服欲の結果として誕生した団塊世代。その人々に多く見られる競争意識、どういう方法であれ勝つことこそが最終目標という性質の基本的な部分は、そこからきたのではないかと思う。

現代の日本では、いまだこうした面を色濃く引きずっている。

それは同時に、アメリカ・コンプレックスの裏返しでもあるということだ。


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Author:kohocounsel
大阪市西区にて、夫婦で幸朋カウンセリングルームを運営しております、松波幸雄と申します。

このブログでは、「うつ」と診断される方々の本質的な真っ直ぐさと、ではなぜ彼らが発症しなくてはならなかったかについて、おもに家族病理・社会病理の観点からお伝えしていきます。

なお、皆様のお考えにつきましては、できるだけ読者全員の方々とも分かち合いたいと思いますので、基本的に、コメントは公開設定にてよろしくお願いいたします。

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