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2013-10

クチコミサイトの件 - 2013.10.08 Tue

最近、yahooその他の口コミサイトに、下のような誹謗中傷コメントが掲載された(yahooのほうは削除済み)。

うちは開業して5年半になるが、ネット上での誹謗中傷の書き込みはこれで2件目である(1件目についてもこのブログで取り上げている)。
当カウンセリングルームのHPを見ていただければ、この人物の言い分が的外れであることはすぐにお分かりいただけると思うので、わざわざ表だって訂正するほどのことでもないのだが、幸朋カウンセリングルームの基本的な態度を知っていただくいい機会でもあるので、あえて取り上げることにした。

ちなみに、はじめに言っておくと、yahooでの書き込みのことをツイッターで少しつぶやいたところ、瞬く間に数人のクライアントの方たちが、同じサイトに高評価の書き込みをしてくださったので、むしろありがたい結果にはなったのだが。
それに、もともとこの書き込みのことを教えてくださったのも、クライアントの方々である。
この場を借りて、お気遣いくださった方々に、心よりお礼申し上げたい。

さて、以下がその内容である。



『また一方、クライアントとしては少数ではあるが、中には無謀な理屈を述べて、カウンセラーにその容認を求めてくる人がいるのも事実なのだ。
自らが立てる論理と感情に慎重にかんがみ、否定すべき点は隠さずに否定する。
でなければ、こちらの論理や姿勢が崩れ、たちまち状況の本質を見失ってしまう。
つまり、本来カウンセラーとは、相手の論理の是非を明確に切り分ける、きわめて厳格な目と態度が要求される立場なのである。決して、何もかもを無条件に受け入れるべき立場でもないし、人種でもないのだ。
とブログに書いている奴ですが。
もともと身体疾患も併発したうつで、初回だけは頑張って面談で受けに行き、遠方っだったためその日身体がボロボロに疲れたので、次回以降は、電話でと依頼したところ。電話でも可能と謳っているくせに、”自分の心身が疲弊するから、電話はいやだ”
と悪びれもなく、当たり前のようにのたまってきた。
なら店じまいしろw 電話カウンセもやめれw
私は下記のような、メールを奴に送りました。
以下メール内容転載・・・・・・
ブログ記事、全くもってあなた自身のことですね。
カウンセリングを開いているのに、”自分の心身が持たない”などと馬鹿げたことを言って、体調の悪い患者でも電話でなく来訪させようとする。
体調が悪いなら、店を〆なさいよ。
開けてる以上、ましてや電話でも可能と謳っているんでしょうが。
いざ蓋をあけたら、
”患者:体調が悪いので次回は電話がいい”
”あんた:電話は困ります。”
”患者:は?なんで?いいって書いてあるでしょうが”
”あんた:僕の心身が疲弊するんでw”
っておかしいでしょう。
どっちが患者なん?
やめてしまえ
あんたの”論理や姿勢”が、キチガイじみていますよ。そんなもので他人を裁けるとでも?
自分が一段他人より上にいる(と思いこんでいる。同時に自分が全て正当だとも、思いこんでいるようですね)かのような言い方が、にじみ出ていますね。
思いあがりですね。』



この人物の言い分が的外れである点は、まさに挙げればきりがないので細かい点には触れないが、根本的な部分についてのみ言うならば、まずもって当方は「電話カウンセリングもOK」とは謳っておらず、むしろ「電話カウンセリングは致しません」と謳っているのである。
分かりやすく言うと、電話カウンセリングは、うちで取り扱っていない商品なのである。
電話カウンセリングを希望するのならば、他の電話カウンセリングを行なっている施設に依頼されるのが筋である。

ただ当方の場合、例外として、ごく遠方にお住まいの方と、外出が不可能な重度の身体障害をお持ちの方に限り、スカイプカウンセリングに応じることにしている。また、さらにその中で、高齢の方などでインターネットが使いこなせない場合を想定して、スカイプの用意ができない場合は電話カウンセリングでも対応します、と但し書きをつけている(電話カウンセリングについてのインフォメーションはすでに削除)。
この人物が、うちのHPで「電話でも可能」と謳っていると言うのは、その部分の拡大解釈なのだろう。

もちろん、うちが基本的に電話カウンセリングを行なわないのには理由がある。
電話カウンセリングの場合は、相手の仕草や表情その他、聴覚以外の情報がまったく得られないのと、その聴覚情報ですらかなり限定されるために、多くの場合ほとんど有効なカウンセリングにならないことを経験的に知っているからである。

現状としては、近畿圏外の方などに対するスカイプカウンセリングには、少なからず応じており、上記のようなやむを得ない理由から、電話カウンセリングにもごく少数応じている。
つまり、この書き込みをした人物は遠方に住んでいるわけではなく、身体障害を持っているわけでもないことは言うまでもない。





さて、この問題にからめ、私や家内のカウンセリングに対する考え方として強調しておきたいのは、まさにこの人物が最初に書いた、私の言葉の引用部分である。

『(相手がクライアントであっても、)自らが立てる論理と感情に慎重にかんがみ、否定すべき点は隠さずに否定する。
でなければ、こちらの論理や姿勢が崩れ、たちまち状況の本質を見失ってしまう。
つまり、本来カウンセラーとは、相手の論理の是非を明確に切り分ける、きわめて厳格な目と態度が要求される立場なのである。決して、何もかもを無条件に受け入れるべき立場でもないし、人種でもないのだ。』

何年前に書いた文章かは忘れたが、今読み返してもこの考えは変わっているどころか、カウンセリングという仕事を続ける中で、むしろますます確たるものになっている。
だから、相手がクライアントさんだからといって、理不尽にキレられたからあわてて頭を下げるということはせず、自分が正当な立場であればその正当性をあくまでも主張するし、できないことはできないと言うだけである。

当然、クライアントさんの尊厳と同時に、自分自身の尊厳もきっちり守る。また降りかかる火の粉は払う。
もちろん、本当にこちらに落ち度があれば、先方がいいと言っても頭を下げる。
言ってみれば、ごくごく当たり前のことである。

ただ、こうした態度はおそらく日本人には珍しいだろうから、こうした反発は他のカウンセリング施設よりも受けやすいのかもしれない。
もとよりそれは覚悟の上だ。

一般的に言っても、ただただ事を丸く治めようとするあまり、大切なことを歪めてしまうという傾向が、日本人の場合は非常に強い。
「意見聞く時ゃ頭を下げろ。下げりゃ意見が上を越す♪」という昔ながらの都都逸(どどいつ)が、日本人の事なかれ傾向を如実に表している。

強者から押し付けられた理不尽を飲み込むことの問題は、飲み込まされたその人自身がうつにならない限り、必ず他の弱者に理不尽を押し付けて、その鬱憤を晴らすことになる。ひいては、立場が弱い人弱い人へとしわ寄せが集中していく点である。
たとえば、クレーム対応専門の社員が、「とにかく、まずは謝れ」と上から教育され、毎日それをこなしていくうちに、ある日突然色や味が感じられなくなるという、急性のうつ症状に見舞われたりする。

本来責任のない人が責任を取らされることが多いのは、こうしたことが常識化している社会体質からだし、日本人のうつが、他国に比べて格段に多い大きな原因でもある。
また、理不尽にキレるほうも、怒ってねじ込めば、相手は角が立つのを恐れて頭を下げるものだと思いこんでしまっている。
クレーマーが巾を利かすのも当然である。

今回の問題自体大きなものではないし、いちいち取り上げて大人げないと思われるのもどうかとは思った。
しかし、あえてここで書き込みの件を取り上げたのは、そうした理不尽さに安易に屈していては、正直で卑怯さを持たない人が応分に報われ、安らかな生活を手にすることはできないのだということを、多少なりとも示す機会にしたかったからである。

うつ性格(メランコリー親和型性格)の方々、内向型の性格の方々は、他人の上に立つという欲求が小さく、そのため今の時代にあっては、瞬く間に美味しいところを持っていかれたり、不当に我慢を押し付けられて泣き寝入りすることが多い。
しかし、それだと人生において喜びや楽しみが感じられなくなり、やがて生きる意味すら失ってしまう。

だから、そういったタイプの人たちにこそ、自分や、自分が大切にしている人の尊厳を守り切る毅然とした態度。
そして、その結果生じる逆風に、断じて屈しない覚悟。
また、それなりの計算や策略が必要不可欠なのである。


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プロフィール

kohocounsel

Author:kohocounsel
大阪市西区にて、夫婦で幸朋カウンセリングルームを運営しております、松波幸雄と申します。

このブログでは、「うつ」と診断される方々の本質的な真っ直ぐさと、ではなぜ彼らが発症しなくてはならなかったかについて、おもに家族病理・社会病理の観点からお伝えしていきます。

なお、皆様のお考えにつきましては、できるだけ読者全員の方々とも分かち合いたいと思いますので、基本的に、コメントは公開設定にてよろしくお願いいたします。

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