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2017-07

久しぶりに自著通読 - 2015.11.10 Tue

自著を数か月ぶりに通読してみた。

前に数回読み返した時には、字数制限から書けなかったことについて、今度はこれも書きたいあれも書きたいとあれこれ考えたが、今回はまたちょっと違っていた。

なぜ現在の日本でうつが増加しているのかについては、臨床心理士をやめて以来かなり緻密な分析ができ、それを本に書くこともできたのだが、じゃその日本の社会の中でうつ性格の人がいかにして自分らしい人生を歩むことができるのか、、、、
やっぱり問題はそこに至り、その答えがまだちっとも出せていないということに、あらためて気づかされる。
もちろんその必要性は、前々から分かっていたことなのだが。

これまで私は、そのことをおもに「闘う技術の問題」と捉えてきた。
というのは、うつ性格(内向型)の人はあまりに闘争心が低く、外向型あるいは中間型の人たちの攻撃や搾取の対象にされ、傷つけられたりおいしいところを持っていかれたりしがちで、それが大きなうつの原因になっていたからである。

うつ性格・内向型の人にとっての「闘う技術」というものを考えた結果、以前私はその答えを古武術の考え方の中に見出そうとしたことがある。
というのは、古武術を謳う人々のほとんどは、その本質・起源をあくまでも「護身術」とする。
敵に勝ち、支配するという考え方は内向型には合わないが、本質的に護身術であるならば、それは内向型の身を守る方法として合致するだろうと考えたからである。

しかし、やはりそれは闘う技術そのものであり、やはりどうしても闘争心の強い人間が優位を占めてしまう世界であるには変わりない。少なくとも私が接した範囲においては。

内向型にとって、相手に勝つ技術の必要性はやはりどうしても否定できないものの、これをいきなり闘争経験の少ない内向型の人が実践しようとしても、返り討ちにあってしまうか、あるいは「痛い奴」と思われただけに終わってしまうことも少なくない。
また、やはりそもそも闘うという行為を前提とするだけに、彼らにはどうしてもハードルが高すぎるのである。

昔の内向型は、幼い頃から今よりはるかに子ども同士の関係に揉まれていたから、強制的に闘う技術も身につけさせられていたのだが、今日の内向型はその経験が絶対的に不足しているため、その時代とは同じようにいかない。

対立関係そのものを無効にしてしまうやり方。。。。
この考え方が何より肝要だ。

笑いを誘うというのがこの考え方のもっとも一般的な方法だが、やり方を間違えれば自分自身を致命的に貶めてしまうので、そうならないためにはかなりのセンスが要求される。
では、そういったセンスのない人はどうすればいいのか。

ぷしゅー。。。
ここで思考停止。
続きはまた明日から考えよう。。。

● COMMENT ●

今まで「中間型」という言葉は用いられていなかったと記憶しているのですが、最近になって導入された概念ということでしょうか。

どうも僕自身は中間型のような気がしてならないです。
それが一番しっくりくるような気がします。

ぷしゅー、ここで思考停止。(^^)
勝手な思い込みで、先生はずっと考えられるのかな、なんて思ってました。
冷静に考えたら無理ですよね。生身の先生を感じられてなんだか笑えました。
続きを表現してくださることを待っています。

ニッシンさんへ

学校でも職場でも、どうも3種類のグループに分かれることが多いようなので、最近は中間型という考え方がしっくり来てます。

とんとんさんへ

ここから先が難しくもう10年くらい考え続けているテーマですが、何とか考えないといけないと思っています。

本読ませて頂きました。

この前検索で偶然松波さんのブログを発見し、その内容に感銘を受けアマゾンから取り寄せて本読ませて頂きました。始めのうちは救いに感じていたのですが、なんだかこんなにもマイノリティーなのか自分はと実感すると益々生きる気力が薄れてきました。正直こんなフラフラなのに戦うとか無理ですし、外にうようよ外向型の人間が居てそれに合わせて生きていかないといけないなんて本当無理って完全に希望が持てない偏った考え方に走ってます。

仲村さんへ

お気持ち、お考えはよくわかりますね。
カウンセリングでも、状況がよく見えない間は苦しみながらでも何とか適応しようと頑張っていたのに、周りのことがよく見えるようになると、適応する気すら失せてしまうという時期がやってくることがあります。
これは、次の次元に差し掛かっているとも言えます。
ならば自分はどうしていくのかという主体性の段階です。
この段階になると、もう一般論はあまり役に立たなくなりますね。

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Author:kohocounsel
大阪市西区にて、夫婦で幸朋カウンセリングルームを運営しております、松波幸雄と申します。

このブログでは、「うつ」と診断される方々の本質的な真っ直ぐさと、ではなぜ彼らが発症しなくてはならなかったかについて、おもに家族病理・社会病理の観点からお伝えしていきます。

なお、皆様のお考えにつきましては、できるだけ読者全員の方々とも分かち合いたいと思いますので、基本的に、コメントは公開設定にてよろしくお願いいたします。

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