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2017-10

『特徴的発達者』という呼称の提案 - 2017.07.10 Mon

ツイッターで連ツイートしたものに、多少筆を加えてこちらでもアップしようと思います。

いわゆる発達障害の人のことを、障害者と呼ぶことにどうしても抵抗がある。
その抵抗は、障害の文字を「障碍」と書き換えたくらいじゃ何ら変わらない。
で、むしろ『特徴的発達者』と呼ぶべきなんじゃないかと。

昨今の発達障害に関する知見を知り、カウンセリングを通じて彼らのありように触れれば触れるほど、その類まれな能力の高さに驚かされると同時に、歴史上偉大な業績を残した人たちで、発達障害じゃなかった人たちなんかいなかったんじゃないかと思う。

どう考えても、いわゆる発達障害者の人たちの心理的・行動的特徴は、そのありようが少数派であるというに過ぎない。
そもそも、知能指数などをみる発達検査も、普通、すなわち「多数派」であることだけが数値決定の基準なのだし。
偉大な業績を残す人たちが能力的に少数派なのは、言わずもがなである。

人の心のエネルギーには一定の限界があるのだから、何かの能力が突出するならば、どうしても能力の低い部分は出てくることになる。
その様式・構造を障害すなわち異常と決めつけることは、どうしても腑に落ちない。

彼らが障害者として急速にクローズアップされるようになった実質的な理由は、彼らの行動・思考・感覚の様式が、彼ら自身や周囲に対して困った問題を引き起こしがちになってきたからである。
それはむしろ、彼らのありようを抱え、その能力を役立てることができなくなった社会構造の悪化の方の問題なのである。

さらに言うと、軽度の能力の偏りであれば、本来は乳幼児期からの多様な人間関係を経験することによって、充分に補われるはずなのだが、こうした成長のプロセスも社会構造の悪化のために機能しなくなっている。
だが、あらゆる専門家の知見を紐解いても、いまだ社会構造の悪化と発達障害とを結びつけようとする動きは見られない。

そういった意味で、やはり『特徴的発達者』と呼ぶのが現時点では一番しっくりくる。
もっといい呼び方は出てくるかもしれないけれど。

● COMMENT ●

人の心のエネルギーには限界がある。
但し、社会を運営するのも人。
これが全て。

餅は餅屋とは言うが、餅屋は餅以外の専門知識に触れる機会が少ない。
検索してこのブログにたどり着く事だって、検索ワードが思い付かなければできない。
そして、自分に嘘をつけるように調整された人達は...


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大阪市西区にて、夫婦で幸朋カウンセリングルームを運営しております、松波幸雄と申します。

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